2019.07.19
DM制作で思ったこと 〜岐阜県岐阜市のスムタック様(不動産・リフォーム)編〜
自社ランキング「紙媒体の仕事のランキング」で減ってしまったお仕事の3位に食い込んでしまったDMデザインのご注文をいただきました。3桁は制作してきたDMデザインの匠、竹中が久しぶりのDM制作に喜びを噛みしめながらデザインさせていただきました!ありがとうございます。
クライアント様のご希望
・受け取った方がDMをちゃんと見ていただきたい
・より多くのお問い合わせをいただきたい
不動産広告のターゲット層はとても簡単です。当たり前ですが購入を検討している方か、いつか購入を検討している方がターゲット層となります。つまり購買層に刺さるデザインが制作できれば、クライアント様のご希望を叶えることができると考えました。
不動産広告には大きく分けて2つあり、不特定多数のお宅にDMやチラシを配布、ポスティングする方法とアットホームやSUUMO、ホームズなどのポータルサイトに広告料を払い掲載する方法がありますが、現在はポータルサイトに掲載する方法が不動産業界の主流となっています。
街中の住宅購入を検討している方に、余すことなく的確にDMが届く方法があれば当然問い合わせ率はアップし、ポータルサイトに負けない広告媒体となりますが、それは不可能なことです。
今回の2案件は店舗付き住宅居抜き物件、元歯科医院の居抜き物件で特殊な物件ということもあり、ある程度配布するターゲットが絞られるため、たくさんの他物件に埋もれてしまうポータルサイトよりDMの方がコスト的、効果的に良いとご判断いただいたのではと推測しますが、デザイナーとしては「今案件はDMが最善の方法です」という答えを如何にかDMに落とし込めないかなと悩みました。
半透明の封筒に入れたイメージ
小牧の店舗付き住宅居抜き物件DMイメージ(モック)
小牧の店舗付き住宅居抜き物件デザインラフ
浜松の元歯科医院の居抜き物件DMイメージ(モック)
浜松の元歯科医院の居抜き物件DMイメージ(モック)
デザインを施策する中、見方によっては家の形に見えるトムソン加工済された質感ある紙見本を見つけました。トムソン加工や特殊な紙は一から作ると大変コストがかかるため、既製品で見つけた時、運命を感じ、「これをベースにデザインすればインパクトある面白いDMが作れる!」と確信しご提案させていただきました。
最終的にはいろいろな問題から既存はがきの形状になりましたが、デザイン制作にはデジタルではできない紙の面白さがあることを再確認させていただけたお仕事でした。
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