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不動産関連のデザインについて

2020.06.24
2026.08.31
不動産広告_タイトル

デザイン制作とは、色や形などの創意工夫を通じて「より良く見せたい」「分かりやすく伝えたい」といった目標や目的を達成するための作業です。そのため、僕がデザインを始めるときにまず考えるのは「この制作物の目標・目的は何か?」という点です。

  • 車のパンフレットの場合
    細かい操作方法の説明よりも、ターゲットの購買意欲を掻き立てる「より良く見せる(情緒的・魅力的)」デザインが最優先になります。


  • 家電の取扱説明書の場合
    おしゃれさや装飾性よりも、迷わず直感的に使える「分かりやすく伝える(機能的・明瞭)」デザインが求められます。

不動産広告_デザイン

1位 間取り

「3LDK」を探している人が「1LDK」で妥協することはまずありません。絶対に妥協できない条件だからこそ、真っ先に視線が集まります。それに何より、「間取り図を見ながら暮らしを妄想する楽しさ」は格別です(地図マニアな僕としても一番大切にしたい情報です)。

2位 写真

妄想した間取りを、よりリアルに具現化するための材料です。物件のセールスポイントとなる写真を厳選してレイアウトし、「実際に現地へ見に行きたい!」と期待感を膨らませてもらうことが目的なので、すべてを見せすぎる必要はありません。

3位 価格

ここはシビアな「現実」です。相場と比べて圧倒的にお値打ちなら大々的にアピールしますが、そうでなければあえて強調せずサラリと見せます(笑)。

不動産広告_室内

不動産広告は、間取りや立地といった「正確な情報」と、住んでみたいと思わせる「魅力的なイメージ」の2つが掛け合わさって初めて効果を発揮します。物件ごとの強みに合わせてその黄金比を見極め、ターゲット層に最も刺さるデザインを模索しています。

世の中には素晴らしいデザインが溢れていますが、僕はそれらを見るたび「このデザインの狙いや意図は何だろう?」と考える癖があります

ふと思うのですが、お笑い芸人さんの「笑い」と僕たちの「デザイン」は、どこか似ている気がします

芸人さんが見事なボケで笑わせられるのは、「何がフリ(正解の文脈)か」を完璧に理解しているからです。 デザインも同じで、業界のセオリーや伝えるべき基本要素をすべて把握しているからこそ、「えっ!」と目を引く仕掛けや、良い意味で期待を裏切るアプローチが生まれます。

笑いにたくさんの種類があるように、デザインにも無数のアプローチがあります。型を知り、目的を見据えながら、これからも人の心を動かすデザインを届けていきたいです。

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