最近ホームページの常時SSL化のご相談が増えています。
SSL化とは通信を暗号化することで、通信内容の盗聴や改ざんを防ぐなどセキュリティ面で様々なメリットがあります。
ひと昔前はログインページやフォームなど特定のページのみのSSL化でしたが、最近すべてのページをSSL化、つまり常時SSL化することが一般的となっています。

自分が普段使用するブラウザ、Google Chromeはバージョン68からすべてのHTTP（非SSL）ページに対し『保護されていない通信』という警告の表示を開始しましたが、この『保護されていない通信』が常時SSL化のご相談をいただく要因ではと推測されます。確かに自社サイトが「保護されていない通信」ってあまり良い気分では無いですね。

またセキュリティ強化だけでなく、他にもSSL化の恩恵をデザイン事務所目線でまとめてみました。

・閲覧者への配慮

保険会社やライフプラン関連会社、住宅メーカーなど信頼や信用が重視される業種には特に必須だと思います。管理者の「信頼」とユーザーの「安心」を勝ち取りましょう！閲覧者が『保護されていない通信』の文字に気づく前に常時SSL化をオススメいたします。

・SEOの影響

GoogleをはじめYahoo!などの検索エンジンから、ユーザーが安心して使える信頼のおけるコンテンツであると高く評価するため、SEO的にも効果的な対策だと思います。実際2014年にGoogleは「HTTPS（暗号化通信） をランキングシグナルに使用します」と公式に発表していますが、要するに「閲覧者ファーストな作りは評価しますよ」と推測できます。SEO対策のスタート地点として常時SSL化をオススメいたします。

・ページの高速表示

ウェブサイトの高速表示はHTTP/2は欠かせないプロトコルです。 ChromeやFirefoxではSSLで暗号化されていないウェブサイトはHTTP/2は利用できないことを決定しています。高速表示はページの離脱率を下げる効果が期待できるため、常時SSL化をオススメいたします。

この様にメリットだらけの常時SSLですが、ご注意いただきたい点が１点だけあります。
それはSSL化に伴うオプション費用などで、年間／数万円の費用が発生してしまうサーバー会社があります。
弊社では無料で常時SSL化できるサーバー会社をご案内させていただきますので、是非ご相談ください。
新規案件、常時SSL化が無料でできるサーバーへの引越し作業など様々なケースにご対応させていただきます。