2023.07.12
一歩先を行くチラシ制作の秘訣:株式会社富士葬祭様のチラシ制作事例
今回、瑞穂市にある葬儀会社「株式会社富士葬祭」様からA4チラシ作成のご依頼をいただきました。
今までにも幾度か作成をご依頼いただいておりましたが、今回はデザインを作成するだけではなく「株式会社富士葬祭様の想い」や「今までのお客様の声」を元にディレクションからお任せいただきました。
一般的に、チラシの平均的な反応率は0.01~0.3%と言われています。
そのため、10,000枚のチラシを配布して20人以上のアクションがあれば成功と言えるでしょう。
ただし、成功の鍵は「美しいデザイン」だけではありません。ターゲット(ペルソナ設定)に対して深い理解と、伝えたいメッセージの明確さが必要です。これらが揃って初めて、効果的なチラシ制作が可能となります。今回はそれらを踏まえ、特に重視したポイントを詳しく説明いたします。
1. 伝えたいメッセージの明確化
広告を制作する際の最初のステップは、自分が伝えたいメッセージを明確にすることです。ただし、自分の伝えたいことや想いが強すぎると、広告が独りよがりになり、逆に効果が弱くなる可能性があります。
株式会社富士葬祭様の伝えたいメッセージは次の通りでした。
・岐阜県内に3か所ある「家族葬ホール」では、最期の時間を少人数でゆったりとお過ごしいただくことができます。
・スタッフが親身となり、想いの詰まったお葬式をサポートします。
・高額な請求や、次々とやってくる追加費用はなく、安心してご相談いただけます。
・アフターサービスが充実しており、葬儀後も安心してお任せいただけます。
・他の葬儀会社と比較しても負けない、独自の魅力があります。
2. ペルソナ設定(ターゲットの細かい設定)
次にすべきことは、「誰に訴えたいか」を明確にすることです。それはデザインに大きな影響を与えるため、細かく設定し深く考察します。例えば、「新社会人の23歳男性」をターゲットにした時、「スキルアップを目指す!」よりも「職業スキルの習得をスピードアップする!」というメッセージの方が響くことが想定されます。 より具体的な目の前の課題に対する解決策を提案する形のキャッチコピーとなり、効果的な広告につながります。
株式会社富士葬祭様の趣旨は次の通りでした。
・一度お葬式を経験している方(過去に後悔や心残りがある方)
・そろそろお葬式が気になるが「考えることが失礼ではないか」と一歩踏み出せずにいる方
・他の葬儀会社で事前相談をしたことがある方
・年齢は40代後半〜60代
この目標設定をもとに、より細かく設定し探求いたしました。
3. 最終的な動きの目標
伝えたい思いとターゲットが決まったら、最後に考えるべきは、「どのようなアクションを目標とするか」です。例えば、電話してほしいのか、イベントに足を運んで欲しいのか、商品を購入して欲しいのか、ブランドイメージを確立したいのかというようなことです。
今回の場合、「他の葬儀会社と比較してほしい」「事前相談に来てほしい」という行動へと導くことが目標でした。
それらを加味し出来上がったチラシがこちらです。
チラシのテーマは「後悔のないお葬式」。
お葬式は人生において一度きりの、非常に重要な場面です。それは、大切な人との最期の別れであり、感謝の表現でもあります。「大切な人との最期の時間を大切にしたい」、すなわち「少しの後悔もしたくない」という強い願いが多くの人の心にあると考え、テーマとしました。
また、このテーマに興味を持った人が読み進めると「後悔しないためには事前に準備しなければならない」という視点が定まります。それをさらに強めるのが「比」という一文字です。「比べる」「比較する」という言葉ではないことで、本文を読む前から「比」という一文字を意識せずとも目に入っている状態を作り出しています。それらが合わさり「事前相談をして比較してみた方が良いかも」という行動に繋がることを想定しました。
最後に、お作りしたデザインの納品形態は自由です。デザインデータ納品、印刷物にして納品など、お客様のニーズに応じて対応します。また、入稿代行も承っております。お気軽にご相談ください。
Blook(ブルック)では常にお客様が「何を/誰に/どうしてもらうために」伝えたいのかを考え、最適な広告物を提供することを心がけています。
過去のチラシ制作実績
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