2023年新しい時代：ノイエ・クラッセに乗って

2023.01.04

2023年、新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、長らくご愛顧いただいているお客様や、お世話になっている関係者の方々はもちろんのこと、新規でご依頼をいただいたお客様や、新たにお仕事を共にしていただいた関係者の方も多く、大変充実した一年となりました。出会えた方々、お世話になった皆様のお陰です。心より感謝を申し上げます。

依頼内容も年々変化を感じており、旧年中は以前からのホームページ制作やチラシ・名刺作成等に加え、新たに「SNS用写真撮影」と「動画コンテンツ制作」のご依頼を多くいただきました。広告媒体や商品アピールの仕方も多様化する昨今、「誰に向けて発信したいのか」という点が大変重要になってきていると感じています。

むやみやたらに労力と費用を費やすと、費用対効果がなく行き詰まってしまうことにもなるかと思います・・。弊社では日々変化する広告媒体や、生活様式に合わせるため時代の波に乗り遅れることなく、お客様のお役に立てるよう最先端の知識を取り入れ、日々の業務にあたっております。弊社ではまだ経験がなく承っていないサービスでも、お客様に合わせ柔軟にご対応させていただけるよう精一杯尽力致しますので、デザインに関することならなんでもお気軽にご相談くださいませ！

本年も変わらぬお引き立て、一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

株式会社Blookスタッフ一同

2023年、新しい時代へ

今年の年賀状はBMWのNEUE KLASSE（ノイエ・クラッセ）に、ブルックの仲間たちが乗り込み走り出しているデザイナー竹中のイラストです＾＾

ノイエ・クラッセは竹中の好きな車のひとつでもあり、BMWにとっても歴史的な名車の一台です。その名前の意味は、ドイツ語で「ニュークラス＝新しいクラス」。その名はいたってシンプルですが、BMW社にとっては大変重要な位置を占める一台なのです。

ノイエ・クラッセ誕生秘話

ノイエ・クラッセが発売される少し前、第二次世界大戦でドイツが敗戦し危機的状況であったにも関わらず、BMW社は走りにこだわった高級路線を崩さずに生産を進めていました。1台、また1台と失敗しても崩さない姿勢は、BMWのプライドであり、捨てられないものであったのかもしれません。（結果としてはうまくいってないですが、私はそれはそれで、かっこいいな、と感じました。）

しかし、いよいよ財政的にも危機的な状況に追い込まれた1959年、ヘルベルト・クヴァントを迎え入れたBMW社は、開発業務の中心を、すでに社内で検討されていた新しいモデル・シリーズに転換することになりました。それが後に大人気となるBMWの中型セダンクラス、いわば「ニュークラッセ、新しいクラス」だったのです。

以下、BMWのホームページより引用です。

BMW社はその後、巨額を投資してハイテク生産設備を新設および拡大し、総力をあげてノイエ・クラッセの生産準備に入りました。投資には、ミュンヘン工場の新しい生産設備建設とおよそ3,000名の熟練労働者の採用が含まれていました。さらに、複数ステージの行程中品質検査システムが導入され、生産中に生じた問題対処の迅速化が可能となりました。
このようなリスクを取った結果、別の形で報われました。新モデル・シリーズは驚異的な大成功を収め、BMW社は1960年代に急成長を遂げ、経営判断のパイオニアとなったのです。開発部門と販売部門の非常に密接な連携が生まれたのも、ノイエ・クラッセに取り組んでいる時期からで、自動車の特徴や機能のプランニング向上につながりました。
しかし、ノイエ・クラッセがなによりも貢献したのは、スポーツ性と日常性を両立させた自動車メーカーとして、BMWのマーケットにおける立ち位置をより明らかにさせたことでした。これは販売台数にも反映されました。1960-1970年の10年間だけでも、BMW車の販売は3倍に、自動車売上収入は7倍超にも達したのです。1962年2月から1972年1月にかけて、1800セダンなどのシリーズ・モデルは合計で339,814台も生産されました。
引用：BMWホームページ
https://www.bmw.com/ja/automotive-life/the-neue-klasse-from-bmw.htm

ブルックもBMW社と同じく、変動する時代やコロナの影響で追い風を感じています。同じようなデザインが誰でも簡単に作れる時代、動画が主流になり紙媒体やデザインが薄れている時代、AIがデザインできてしまう時代に突入し、その中でも「デザインへのこだわり」「お客様と出会い作るという大切な過程」を私たちは捨てません。ただ、そのこだわりを両手にいっぱい抱えながらも、新たなこだわりを両立した新しい形に向かって歩み始めます。乞うご期待くださいませ！

最後に竹中より一言申し上げます。

旧年中は格別なご高配を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。

本年も、皆様のご期待に添えられるよう精一杯努めると同時に、新しい形を取り入れ様々なサービス展開ができるよう努力していく所存です。より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

略儀ながら新年の挨拶とさせていただきます。

2023年1月4日
株式会社Blook
代表取締役　竹中崇晶