人それぞれある昔の古い記憶、いわゆる思い出というものは覚えていたり、忘れていたりと様々ですが、例えば忘れない記憶には、旅行の思い出や子供が生まれたなどの大きなイベントなどがありますが、なぜか覚えている謎の記憶があったりと、何をきっかにして覚えているかがわからないものもあります。

さて今回のテーマ、スーパーファミコンですが、僕はゲーム機をきっかけにすると割と古い記憶を思い出すことができ、買ってもらったときの感動、成瀬くん（仮）ちの応接間、帰ってこないソフトの記憶など鮮明に覚えていたりします。

スーパーファミコンは、僕が中学校一年生の1990年11月21日に発売されました。小学校高学年だったころ、NECからPCエンジン、セガからメガドライブはすでに発売していたので割と後発の次世代機投入だったと思います。
PCエンジンはさらにCD-ROM2（シーディーロムロム）という互換機を発売していて、今では当たり前ですが「声優さんがしゃべる！」ことに驚き、メガドライブはセガらしい魅力的な漢らしいソフトラインナップでしたが、PCエンジンは高額、メガドライブはほとんどのソフトがセガからの発売だったこともあり、やはり僕は任天堂を待っていました。

当時遊んでいたスーパーファミコンと後期モデルの1CHIPのスーパーファミコン

しかし、僕の黒歴史の告白として、1990年11月21日の発売日に買うことは出来ませんでした。当時中一年生だった僕にとって定価25,000円は高額だったし、とても人気が高く何処にも売っていませんでした。新車を買うことでスーパーファミコンを買える権利を得て購入（抱き合わせ販売）できた、シャープからスーパーファミコンと合体したテレビが発売され、それで何とか購入できた、など一筋縄では購入できない代物でした。

最初にプレイしたのは成瀬くん（仮）の家でした。成瀬くん（仮）はスーパーマリオワールドはもちろんローンチ（本体発売日に同時に発売するソフト）としてはノーマークだったF-ZEROもあり、とんでもない次世代を体験をさせていただきました。洞窟のような面の籠るような響くようなメットの音に感動した記憶は忘れることはないでしょう。
その後、近所のヤナゲンでやっと買うことができた感動、スーパーマリオカートでタイムアタックした日々、ファミスタのバッティングシステムの不満を払拭したパワプロの登場など、ここでは書ききれない記憶がスーパーファミコンを軸にどんどん湧き上がってきます。

僕のスーパーファミコンはまだ終わっていません。このすばらしいおもちゃで子供たちと遊べばまた新たな思い出が生まれます。10年後あたりに大きくなった子どもたちとスーパーファミコンで思い出話ができれば嬉しいです。
ぜひ皆様も押し入れに眠っているおもちゃを取り出して、昔の記憶を話を語りながら誰かと遊んでみてください。すてきな新しい思い出ができると思います。