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2021.10.01

コンプレックス?それって素敵な特徴かも!〜本「嫌われる勇気」を読んで〜

こんにちは。

秋の夜長、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
本日から緊急事態宣言が解除されましたので、夜にお出かけする方が増えそうですね。まだ変異したウイルスが流行るかもと噂されていますが、このまま新型コロナウイルスが弱まっていくことを願うばかりです。

さて、私は昨日から『嫌われる勇気/自己啓発の源流「アドラー」の教え』という本を読み始めました。2013年発売の本ですが、いまだにベスト5入りを果たすロングセラーのため、もう読まれた方もいらっしゃるかもしれません。

この本は「幸福などはありえないと嘆く悩み多き青年」と「人は今日からでも幸せになれると説く哲学者」が繰り広げる会話を通じて話が進んでいく自己啓発本です。

「人生はシンプルです。」
「あなたが変われないのは変わりたくないからです。」
「誰でも幸せになれます。」
などと淡々と説く哲学者に対し、「なぜだ!」「そんな考え方、綺麗事だ!」と食らいついて話す青年は、どこか自分と重なり、哲学者に痛いところを突かれた青年と同じタイミングで、「ううむ。」と唸りながら読み進めています。

本日は、こちらの本の中に、私の好きな考え方があったためご紹介いたします。

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身長の低い哲学者は昔「身長が高ければもっと楽しい人生を送れるのではないか」と悩み、友人に相談します。
すると友人から、以下のように返答がきました。

大きくなってどうする?
お前には人をくつろがせる才能があるんだ
【引用:嫌われる勇気/自己啓発の源流「アドラー」の教え】

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コンプレックスや短所など劣等感を抱いている部分は、見方を変えれば劣等ではないという考え方です。

私事ですが、私の鼻の下にはなかなか大きなほくろがあります。子供の頃は鼻くそと間違えられて「鼻くそ出てるーー」などとバカにされ、私の母はそんな私を見て大層気にして除去手術の話まで出ていました。ですが、私はそんなコンプレックスのようにとられる自分の鼻の下のほくろが昔から気にしていないどころか、少し好きです。

それは時々身内や友人と、こんなやりとりが行われるからです。

「あっ鼻くそ出てるよ。」
私「えっうそ!」(鼻の下を触る)
私「ん・・?これホクロ!!」

決まって私の身内や友人は大笑いしてくれます。私はそんな時いつも「ホクロがついているだけでこんなに笑いが取れるなんてラッキー」「こんなに笑顔が見れるなんて、これは幸福なホクロだな〜」と思っていました。バカにされることが好きなわけではありませんが、大人になってしまうと、子供たちが「鼻くそ出てるーー」なんて言って、きゃっきゃと笑っている姿は、嬉しくて愛しい気持ちでいっぱいになります。

たまたま、こうして大笑いしてくれる友人がいたから良かっただけで、もし好きな人に告白をして「そのホクロが気持ち悪いから近寄らないで」なんて言われたら、それこそコンプレックスになっていたかもしれませんが・・・。でもそんなこと言う人だったとしたら、ホクロではなくて、自分の見る目のなさがコンプレックスになりそうな気がします(笑)

現代はSNSの影響もあって「周りからの見られ方」を気にする意識が強すぎてしまうと感じています。メイクや整形手術で嫌なパーツを変えたり、写真加工で目を大きくしたり、顎を細くしたりすることはもはや「当たり前」です。最近は中学生どころか小学生の子がメイクをしたり、体のラインを気にしたり、整形手術に悩んでいたりします。そのどれも否定するつもりはありません。私自身、メイクもします。・・しかし、SNSで似たり寄ったりの顔が並んでいるのを見ると、どうしても「んん〜、つまらない世の中だ!」と思ってしまいます。

そして、そんな時、ふと「ちびまる子ちゃん」を思い出します。
顔はもちろん、育ってきた環境も価値観も違うまるちゃんのクラスでは、キャラクターに個性があり、それぞれがその人らしい表情をし、その人らしいことを言います。ポジティブも暗い性格も、いじわるもお金持ちもあって、そのどれもが良いわけでも悪いわけでもありません。「当たり前」というのはそういうことであってほしいなと私は思います。

話は変わりますが、弊社では、オリジナルキャラクターや似顔絵の作成も承っております。
お客様からいただいたテーマや目的に沿って、性格や口癖、好きなもの、嫌いな場所、得意なこと等々・・細かく設定を作り込んでいくことで、そのキャラクターが与える印象が求めるものと相違ないようにいたします。
そんな時、「誰にでも優しくて、いつも微笑み、みんなに好かれるキャラクター」といったいわゆる長所ばかりを詰め込むと、かえって特徴がなく、印象に残らないキャラクターになってしまいます。「熱血でバリバリ働くが仕事以外はめんどくさがりや」「明るい性格でみんなを幸せな気持ちにするけどドジな一面がある」など、短所も設定することで、印象に残るキャラクターとなっていきます。その長所や短所に良し悪しはなく、それはそのキャラクター「らしさ=特徴」であると考えます。

それはキャラクターだけにとどまらず、その人らしさを表現するコピー、その会社らしさをイメージしたホームページ、そのイベントらしさを打ち出したチラシなど・・Blook(ブルック)ではどの分野でも大切にしている箇所となります。ぜひ「らしさ=特徴」を打ち出したデザインをお任せくださいませ。

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