2021.09.14
便利なオンライン、されどオフラインが強かった〜パキスタンのゲーマー〜
こんにちは。お久しぶりです!
ゲーム好きの竹中社長が時々、ゲーム制作秘話やゲーマーの逸話など面白い話を聞かせてくれます。
その中で私が好きな話「パキスタンのゲーマー」のお話です。
今やネット上で世界中の情報が収集でき、SNSで繋がることもでき、はたまたネット上で仕事を完結することもできる、そんな時代の中にいます。デザイン業界ももちろんその流れを受け、年々、チラシやDMなどの紙媒体のお仕事は減少し、ホームページや動画などのお仕事が増加しております。
もちろん、ゲーム業界もその流れを受けており、始めはゲームセンター、次は家庭ゲーム機、そしていつしかゲームは携帯できるようになり、今やオンラインで世界中の人たちとゲームを楽しめるようになっています。
世界中のプロゲーマーはオンラインやネット上で既に知り合い、情報交換し、世界大会に望む時には強豪選手を知らない人は誰もおらず、それらの情報を元にファンは大会を楽しみます。
・・・のはずが!
「鉄拳7」というゲームの「Tokyo Tekken Masters 2019」という世界大会にて、優勝・準優勝を達成したのは誰も知らない無名のパキスタンからの参加者でした。さらに2人は大会にて、こう言い放ちます。
「パキスタンには強い選手が、まだまだいる」
・・・!!!
パキスタンのゲーム環境はというと
・ネット環境は整っていない
・ゲーム機は持っていない
・パソコンも持っていない
という状況のため、オンラインゲームどころか、家でゲームができる環境も整っていません。もちろん、世界中の強豪選手とは知り合い、一戦を交えることもありません。
そんな彼らの状況を取材したブログがあったためご紹介いたします。
>>>格ゲー業界騒然!パキスタン人が異様に強い理由、現地で確かめてみた
以下、ご紹介させていただいたブログより一部抜粋させていただきます。
家にはゲーム機もパソコンもなかった。ゲームセンターだけが練習の場だった。毎日5時間、放課後に通った。3ゲーム先取のゲーム代は10ルピー(約8円)。負けた方が払うルールで、強くなるほど出費は減った。試合前は練習時間を8時間ほどに増やした。
オンライン対戦を楽しむほどには、回線や機器が整っていない。ゲームセンターに足を運んだ方が、より早く、より安く、強い練習相手を見つけられる。騒がしいゲームセンターでヤジを飛ばされたり、初対面の相手に値踏みされたりしながら場数を踏むことで、大一番で実力を出し切る「勝負度胸」が鍛えられていくのだという。
そう、彼らの主な練習場は「ゲームセンター」。
多くの人と一戦を交えることができるオンラインでの練習よりも、目の前で強い技を盗み、プレッシャーを感じて悔しい思いもする、そんな練習が彼らを強くしたのです。
私はWebに携わるお仕事をさせていただく前から、ネットは生活に欠かせませんし、パソコンもスマホもゲームも大好きです(笑)しかし、漠然と、ネットによって世界は広がったかもしれないけれど、それは少し人を弱くして、世界を少しつまらなくしているように感じています・・。
それがなぜかな、と考えると、私は「なんでも調べられる」「なんでも知ることができる」「なんでも把握できる」という人間の「驕り」ではないかと思います。
季節の野菜はその時しか食べられない
現地に行かないとその地のことはわからない
面と向かわないとその人の想いはわからない
作品は苦労しないと生み出せない
いろんな経験をしている目上の人には敵わない
・・それらをまとめるならば、
私1人ではできないことや分からないことがたくさんある!
私よりすごい人が、世界どころか目の前にたくさんいる!
というある種の不自由さや非力さを感じる必要性を、今、感じています。
不自由さや非力さは、人と協力する必要性を生み、集団の中で自らの個性を引き伸ばすことができ、その個性が人を面白くし、さらには、深い優しさや真の強さにつながるのではないかと思っています。
私1人では非力ですが、Blookにはそんな不自由さや非力さと日々戦い、助け合い、ぶつかり合い、高め合うことで、個性が爆発しているスタッフが揃っております。笑
ぜひあなたの想いをオフラインでダイレクトにお聞かせくださいませ!
(緊急事態宣言中や距離の関係でお会いできない方はオンラインでじっくりお聞かせください!)
私たちが全力でお応え致します。
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